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東京エレキングスポーツ
東京エレキングスポーツ社
平成18年10月15日


  快音響かせ、エ軍打線死角なし!?
帰国の疲れもみせず、成田特別記者会見場に姿を現した中島選手。空港ロビーには報道陣・ファン300人が詰めかけた。
はやくも実戦を見据えた打撃でエンジン全開の大沼選手。その打撃と走塁は他球団の脅威の的だ。
成長著しい羽鳥選手の豪快なスイング。頼もしい大砲候補だ。

今季もこの光景が繰り返されるのか?あぼーん嘉村選手。
 15日夜、東京練馬区のエレキング球団施設内にある室内打撃練習場において主力野手陣による合同打撃練習がおこなわれた。この練習には、この日成田に球団特別機で帰国したばかりの中島弘人捕手、京王プラザホテルでのFA入団会見を終えたばかりの大沼克史外野手の両新戦力も急遽午後の取材をキャンセルし合流。エレキング選手達と初顔合わせを果たした。ただこれにより、ここ数日、各スポーツ紙を賑わせた両選手の東京上陸をひと目見ようと、球場施設の傍をはしる環八沿いに野次馬が集結、一時交通渋滞が発生するという異常事態に。慌てた警察・球団スタッフが収拾にあたるとういう一幕もあり心配されたが、それでも選手達は予定どおり練習メニューを消化した。まずは報道陣、田中ヘッドが見守る中、大沼選手が快音を響かせた。無駄のないその独特のフォームから打ち返される打球は、その大部分がヒットゾーンへ。かつてイチローと首位打者争いを演じた打撃は相変わらず健在で、これには田中ヘッドも「やっぱり違うね、若手のいい見本だよ」とご満悦の表情。ただし当の大沼選手は「打撃の調子は上向きなんで、こんなもんでしょ。むしろ自分の持ち味であるスピードを、この球団では前面に押し出していければね。ここは好きにやらせてくれるみたいなんで、盗れるだけ盗りますよ。2球もあれば片付けますから」とあくまでリードオフマンとしての存在を強調。その視線の向こうには、くしくもこの日解雇が発表された今年までのホークスのチームメイト・大道、吉田の分まで、という強い決意が感じられた。一方、中島選手も、しばらく遠ざかっている実戦感覚と時差が心配されたが、大沼選手とは対照的に「剛」の打撃を披露。鮮やかなライナーを次々に打ち返し、周囲の心配を完全に払拭した。この日は、アドバイザリー契約を結ぶミズノから来月発表予定のバット「ビヨンドHERO-10・エクストラモデル」のデモンストレーションも兼ねており、いつも以上に力のこもったスイングで、長打性のあたりを連発。ケージ裏で視察していたミズノ社幹部も「しなやかさと力強さ、これを体現できる中島選手のエッセンスを注入したのが今回のバットです。税込み35,000円、専用ケース付き。どうぞよろしく」と笑顔でコメント。練習を終えた中島選手は「向こう(メジャー)で果たせなかったチャンピオンリングの夢を、今度はこのチームで目指したいですね。それがエレキングの為でもあるし、向こうで世話になった人たちへの答えにもなりますし」とコメント。公私ともに親友であるバリー・ボンズからプレゼントされたというバッティング・グローブを大事そうにしまいながら語った。そんな大沼、中島両選手同様にこの日快音を轟かせたのが羽鳥選手だ。投手としての登録ながら、野手顔負けの豪快な打撃で、報道陣を釘付けにした。ピンポン玉のように弾き返される打球の行方を見つめながら田中ヘッドは「うーん、どう使っていいか迷うね。贅沢だけど。当面、肩の具合みながらだけど、一塁、三塁でもいけるな。本人の頑張り考えると、打順も見直す必要あるかな」と新たな構想を示唆した。その視線の先には、この日もだらしのない打撃を披露してしまった「PF(ポップ・フライ)マスター」こと嘉村選手がいたことを考えると、開幕オーダーは当初の予定から、かなりの変更が予想される。チームは新たな戦力を加えさらなるステップを踏めるのか?田中ヘッドの嬉しい悲鳴はさらにつづく。